介護の仕事は辛いだけじゃない!

介護の仕事はとりわけ激務だと言われます。もともと慢性的な人材不足に陥っている業界でもあり、その結果一人一人の職員にかかる負担は大きくなってしまい、苦労の多い仕事だという認識が広がっています。しかし、必ずしも介護職が大変で辛いかというと、そういうわけではありません。どんな仕事であっても、業務中に楽しいと思う瞬間はあるはずです。それは介護業界も同じ。

例えば、施設の利用者が笑顔になると、スタッフも楽しい気分になり、大きなやりがいを感じることができます。また、コミュニケーションが大事な仕事なので、利用者との間に信頼関係が生まれると、他愛のない話をしているだけでも和気あいあいとした和やかさを感じることができるものです。些細なことですが、そうした他愛のない楽しみの積み重ねが、大きなやりがいへとつながっていくのです。

また介護技術のアップも、やりがいを感じられることの一つではないでしょうか。どんな仕事にも共通していることですが、初めのうちは何かと不安が多いものです。勝手がわからず、どうしたら良いのか右往左往してしまって、普通に仕事をこなすだけで精いっぱいだったりします。しかし、長く続けていると、やるべきことが瞬時に判断できたり、専門的なスキルが向上してきたりして、仕事がスムーズに行えるようになります。以前は時間がかかったオムツ交換が時短でできたり、食事の介助がテキパキとこなせたりすると、大きな喜びを感じることができるでしょう。さらに、利用者から「ありがとう」の言葉をかけられることもあるので、介護の仕事は辛いばかりではありません。